お掃除まにあ

窓や壁に備え付けられた換気口 掃除をしないとカビの原因に!

2017.5.8

特にマンションやアパートといった集合住宅には、部屋の隅、外気を取り込みやすい場所に換気口がついていることが多いのですが、最近では、窓の上部――サッシや框の部分に換気口が付いているタイプの部屋も増えてきました。

この換気口、現在の気密性の高い建築技術により、逆に湿気が篭りやすくなった部屋には非常に重要な機能です。

が、外気を取り込み、室内の空気を外に出す役割を担っているため、ともするとホコリやゴミが溜まる等のトラブルも発生してしまいます。

どのように掃除をすべきか、そしてその頻度はどれぐらいがいいのか等を見てみましょう。

お家の窓や壁の換気口 普段から掃除、してますか?

言うまでもなく、日本は四季があり、高温多湿な気候です。特に近年は夏季の猛暑やゲリラ豪雨などが発生しがちで、その分、屋内もちょっと手入れを怠ると、カビが大発生!…ということも少なくなくなってきています。

また、シックハウス(化学物質過敏症)などの観点から見ても換気はとても重要なのですが、技術の高さ故に建物の気密性が高くなってしまい、こうした問題がより発生しやすくなってしまったという面があります。

そうした欠点を克服するために、部屋に備え付けられているのが換気口です。

マンションなどによっては、24時間換気システムなどが導入されている場合もありますが、単に円形や長方形の換気口が、ひっそりと備え付けられていたり、窓のサッシや框といった上部に取り付けられているパターンなど、様々です。

問題は、普段気にしないもののため、掃除をする機会が少なく、気付いた時にはホコリが溜まっていたり、逆に外界から様々なものを空気とともに室内に入れてしまったり、ということもしばしば。

普段の掃除と共に、この換気口の掃除もしっかり行いたいですね。

窓や壁の換気口の掃除を怠ると、どんな弊害が発生する?

換気口の掃除を怠ることにより、生じる害は何なのかを見てみましょう。

単に空気が入ってこない・通らなくなるだけで、窓を開ければ問題ない――そう思っていませんか?

それは大きな間違いです!

人は生活する上で、かなりの量の水を空気中に発しています。

この水は、単に水道を使ったり、お風呂を使った時などに出る水だけに留まりません。何故なら、汗や呼吸に含まれる水分だって、立派な湿気の原因になります。

こうしたものがこもり続けると、部屋の窓や壁に結露となって吸着し、室内を痛めるだけでなく、カビの繁殖を許す原因になります。

カビの胞子を吸い込み続ければ、抵抗力の弱い子供やお年寄り、それに健康な大人でさえ、健康に害が出てきてしまいます。

昔ながらの住宅は、こうした点に関してはとても優秀でした。

木材や砂壁といった、過剰な水分を吸い込み、排出する自然素材が使われていたからです。

しかし、今現在、集合住宅に使われている鉄筋コンクリートには、こうした性質はありません。

ですから、自然に空気を入れ替えてくれる換気口は、絶対不可欠なんです。

窓や壁の換気口、掃除の時にフィルタを設置して有害物質を除去!

換気口は、室内側と屋外側で、溜まる汚れに違いがあります。

室内からのものは、室内で発生するホコリが大半です。

そして問題の屋外側では、細かな塵――時期によっては、花粉やPM2.5、そして黄砂といったものが入り込みやすくなっています。

花粉症の人は、花粉が飛ぶ季節、部屋の窓はしっかり閉じて寝た筈なのに、目覚めた瞬間から(あるいは自分のくしゃみで目が覚める)、アレルギー症状が出てしまうこともあるでしょうが、これは、この換気口から入り込んだ花粉が原因の場合が多いんです。

勿論、掃除をすることで、換気口の目詰まりが軽減されると、こうした招かれざる侵入物が増えることになりますが、換気口が詰まってしまうことのほうが問題です。

侵入物に関しては、換気口用のフィルタが販売されていたり、そもそも専用のフィルタが付いているものもありますから、そうしたフィルタを併用しつつ、換気口は、フィルタの汚れが目立ってきた頃――環境によって異なりますが、ひと月に一度は掃除をするようにしましょう。

換気口の掃除の手順はどうすればいい?

換気口を掃除する際には、まず、換気口の表面にあるカバーを外し、これに付着した汚れを落とします。

素材によっては、洗剤を選ぶものがありますから、迷う場合には台所用の中性洗剤を溶いた液で濡らした雑巾で拭き取り、更に洗剤が残らないよう、水拭きをしましょう。

そして、フィルタがある場合は、使い捨てのフィルタであれば張替え、専用フィルタがついているものに関しては、まず、掃除機で表面上のホコリや塵を吸い込みましょう。

そして、やはり、中性洗剤などを溶かしたお湯で、フィルタを破ったり目を詰まらせないよう、優しく洗いましょう。

フィルタがなく、単に目の細かい網が貼られている場合は、掃除機で吸い込みながら、目を破ったり形をかえないよう、使い古しの歯ブラシでゴミを払いましょう。

(大きな穴があけば、害虫の侵入経路になりかねないからです!)

換気口の周囲にも、ホコリや塵が溜まりがちになります。

ただ、壁タイプの換気口の場合、周囲をいきなり水拭きすると、ホコリは取れても塵が壁紙に染み込むことがあります。

やはり歯ブラシなどで壁紙の表面を乾いた状態で軽く擦り、汚れを掻き出しましょう。

最後に、外したフィルタやカバーを再度設置し、換気口の掃除は完了です。

大切な換気口だけど、閉めっぱなしにしてしまっても問題ない?

時々、冬場などに外気と共に冷気を取り入れてしまうことを嫌い、この換気口の口を閉じてしまう、という人もいますが、これはあまりいただけません。

確かに冷気が入り込むのはイヤなことではありますが、これを閉めっぱなしにしてしまうと、逃がすべき湿気が逃げていかず、今まで見てきたような他の害が起きる可能性が高くなるからです。

換気口が乾いた外の空気を取り入れてくれるからこそ、室内の結露が軽減され、そこに根を張ろうとするカビの増殖を食い止めてくれるわけですから、閉めっぱなしにしない方が、ずっと室内やそこに暮らす人にとって有効です。

そんな時の対処法として試してほしいのが、窓の換気口に関してはカーテンを使って冷気の遮断する方法、そして壁に付いているものに関しては、冷気が直接、過ごす人に当たらないよう、簡単な壁――家具やちょっとしたスツールを置いて、風の流れを変えて対処しましょう。

換気口は、影は薄いけれど、住居にとっては無くてはならない存在です。

是非、日頃から汚れを溜めないよう、掃除をしましょうね。

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