お掃除まにあ

オキシドールを使ってカビを効果的に落としましょう

2017.4.27

部屋の隅や押し入れの奥から、カビの特有の臭いがしてきたら、それは湿気が原因です。

換気をちゃんとしていないと、湿ったところにすぐにカビが生えてきます。

そのカビは皮膚炎や吐き気、アレルギー、ぜんそく発作、その他深刻な健康問題の原因になるかもしれません。

カビを退治するのに効果的な薬剤の1つがオキシドールです。

オキシドールは漂白剤が届かないカビにも効果があります

タイルのようなつるつるした表面のカビを取るのは比較的簡単です。しかし木、カーペット、乾壁のような多孔質の表面の奥に入り込んでいるカビを取るのはかなり難しくなります。

漂白剤はカビの胞子を殺すのに非常に効果的で、カビ落としスプレーの主要な成分ですが、多孔質の表面から浸透していきません。表面の奥に胞子や根っこが生き残り、また生えてきてしまいます。漂白剤はまた有害な気体を発生し、吸い込むと危険です。

オキシドールには泡立つ性質があり、真菌、ウイルス、バクテリア、そしてカビ退治に効きます。多孔質の表面の奥にあるカビに届いて塩素系漂白剤よりも効果を発揮します。また入手も簡単です。安全に使えて、環境にも害を与えません。塩素系漂白剤のようにあとに有害物質が残ったり、有毒なガスが発生することがありません。

オキシドールは服や床、浴室の設備、壁、台所の家電など多くのものに生えたカビを効果的に退治してくれます。オキシドールは漂白効果も持っているので、カビが残すシミを消す助けにもなります。

オキシドールを使ったカビ取り、酢を加えると効果が増します

オキシドールとは過酸化水素水の日本薬局方名で、化学式はH2O2です。一般的に殺菌剤や漂白剤として使われます。薬局で手軽に手に入ります。500mlで数百円程度です。

オキシドールを使ってカビを退治するときは、濃度3%のオキシドールを用意したらそれを空のスプレーボトルに原液のまま入れます。次にカビが生えているところの全体にオキシドールをスプレーします。まんぺんなく十分な量をスプレーし、全面にオキシドールをよく染みこませて下さい。

その状態で最低10分から15分は待ちます。オキシドールに十分仕事をする時間を与えます。その後カビをこすり落とし、濡れた布を使って残留物やカビの胞子をよく拭き取ります。

酢をオキシドールと併用するとより効果的にカビを除去できます。オキシドールを入れたスプレーボトルの中に酢を加えて下さい。

作業が終わったらスプレーボトルは暗いところに保管して下さい。光が当たると過酸化水素水の効果が薄れます。

オキシドールで環境に優しく効果的なカビ退治

除去作業をする時は適切な服装をしましょう。カビは胞子を出します。胞子は空中を漂う粒子です。胞子の生えた表面を掃除する時は適切な保護具を着けなければなりません。

カビはほとんどの場合無害です。しかしカビには多くの種類があり、極端な場合健康に被害を及ぼすことがあります。きちんとつけて下さい。N95マスクは全国どこでも比較的安く買えます。胞子が目に入らないように防護眼鏡を掛けます。手袋も忘れないで下さい。

カビは夏の自然の副産物と言ってもいいかもしれません。どこに住んでいようとカビには油断できません。カビが発生する時もあれば、発生しない時もあります。黒いものもあれば白いものもあります。しかし自宅をカビとシェアするというのはちょっと考えただけでもぞっとします。

カビを退治するのに漂白剤やホウ砂のような強い化学物質に頼るのではなく、オキシドールや酢を使うのは環境に優しいカビ退治の方法です。家族やペット、環境に悪影響を与えず、それなりの効果を発揮してくれます。

ちょっと変わったもののカビ落としのヒント

服についたカビを取るには、まずブラシを使ってできるだけカビを落とします。家の中に胞子をばらまかないようにするために、これは屋外でやってください。次に服を洗濯します。できればその前に漂白剤やシミ落としの溶液に浸けます。洗濯が終わったら太陽で乾かします。

水洗いができない服の場合、ドライクリーニングに出してお店の人にシミを見せてカビが落とせるか聞きましょう。

レザーの場合はブラシを使ってできるだけカビをこすり落とします。外でやるのを忘れないでください。1カップの水と1カップの変性アルコールを混ぜた溶液に服を浸します。カビの生えた部分を布でこすり、その後完全に乾かしてください。変性アルコールの代わりに革研き用石鹸を使うこともできます。

本や紙からカビを取るにはまずカビが生えたものを完全に乾かします。湿っている場合は換気の良いところに置いて乾かしてください。屋外で乾いた布を使い、できるだけカビを拭き取ります。布を食器用洗剤の溶液に浸して、しっかり絞ります。

その布で残っている部分を拭き取り、その後水で洗剤を落とし、よく乾かします。洗剤でうまくいかなければ、漂白剤と酢、水を混ぜたものを試して下さい。本を乾かしている間にページがくっつかないようにするには、コーンスターチをページの間にまくといいでしょう。乾いてからコーンスターチを掃き出します。

基本を押さえてカビが生えるのを防ぎましょう

カビは基本的に湿気の問題です。一度カビをきれいに落としても、湿気の問題に対処しなければ、また後日戻ってくるようにカビを招いていることになります。カビが生えてくるのを防ぐためには、24時間以内に湿気でダメージを受けた場所をよく乾燥させます。そして湿気を寄せ付けないような措置も必要です。

カビはしばしば浴室やキッチンに姿を見せます。シャワーやシンクがあるからです。浴槽やシンクの余分な水は確実に拭き取って、シャワーの後は浴槽の窓を開けておきましょう。

カビが生えた範囲が1平方メートルを超えたらプロに任せましょう。そうした深刻なカビ被害が出た時は、業者に電話してクリーニング処理してもらいましょう。業者は効果の高い洗浄剤を使って、胞子を吸い込まないように適切な保護具も持っています。

吸湿性が高い多孔質の乾壁や天井タイルなどはカビの被害が大きい時は廃棄する必要があります。カビはそうした物の内部の細かい穴に入り込みますから、そうしたカビを完全に除去するのは困難なのです。この場合カビを除去してもそれは一時的に成長を抑えるだけです。家からそうした物を完全に排除しない限り、カビはまた生えてきます。

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