放っておくと大変な下水の掃除、詰まり知らずにする方法
2017.4.27

なんだか最近流れが悪いかも、と気づいてしまうと憂鬱になる下水。
毎日使っている場所なので当然汚れも溜まるはずですが、なかなか手を入れて掃除するのも勇気がいりますし、内部の様子を想像しただけで鳥肌が立ちそうですよね。
しかしそのまま放置しておくわけにもいかないので、日頃から汚れの溜まりにくい方法で清潔に保つようにしましょう。
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あなたは間違えてない?正しい下水掃除の方法
一見スムーズに流れているようにみえて時折聞こえる「ゴボッ」という嫌な音。このまま見て見ぬ振りをすれば大変なことになってしまうようにも感じるけど、下水掃除はどうやるのが正しいのでしょうか。
溜まった汚れを吹き飛ばすといえば高圧洗浄などを連想しますが、家庭で手軽にできるものではありませんよね。ホームセンターでは下水掃除の洗剤などがたくさん並んでいますが、まずはすぐに実践できる方法を試してみましょう。
熱いお湯を流す
汚れは水よりもお湯の方が落ちやすいですよね。少し熱めのお湯をしばらく流し続けながら様子を見てみましょう。薄い膜が張っているような状態であれば、これだけで、解消されることもあります。
重曹を使う
料理にも掃除にも使える万能な重曹は家庭に1つあって損はありません。高い洗剤を買わなくても重曹を排水口へ入れ、熱いお湯を流すことでぬめりや汚れを溶かしてくれる効果が期待できます。
いずれにしてもポイントはお湯を使うということ。蛇口から水しか出ない場合は、沸かしたお湯を用意しておきましょう。ただし、40度くらいまで冷ましてからでないと、部品を傷めてしまうので注意が必要です。
下水の掃除はしたくない!予防する方法ってあるの?
そもそも下水が詰まってしまう原因ですが、キッチンであれば油、お風呂場や洗面所であれば髪の毛などが挙げられます。下水掃除を少しでもラクにしたいと思うのであれば、日頃のちょっとした工夫が必要になってきます。
たとえば揚げ物をした後のギトギトした油。これはそのまま流してしまうと、管の内側に簡単にこびりついてしまいます。
管が全部一直線であればスムーズかもしれませんが、シンクの下の方を見てみればそうでないことがわかりますよね。いくつも曲線状になっている角は特に汚れが詰まりやすく、小さな汚れが積み重なって詰まりとなるのです。
洗う前に紙で油を吸い取るようにするだけで十分効果は期待できるので、ぜひ実践してみてください。
また髪の毛が詰まり・臭いの原因となっていることも多く、床に落ちた髪の毛をそのままシャワーで排水口へ流してしまったりはしていませんか?
お風呂から出た後はきちんと髪の毛を取り除くか、入り口に髪の毛の侵入を防ぐシートを貼り付けておくのもいいですね。
下水掃除は開けてみるのが手っ取り早い?分解する方法
いつまでたってもスムーズに流れてくれないと、いっそ分解して中を洗えたらと思いますよね。しかし専門的な知識のない素人がむやみに排水管を分解するのは・・・とためらいがちですが、きちんと手順を押さえておけば家庭で分解して洗浄することも可能です。
はじめに水栓を閉めてから作業を始めます。各家庭によってタイプが異なるので一概には言えませんが、お湯と水の二箇所ハンドルがついているものは両方とも閉めます。手で回すことのできないマイナス講のタイプはドライヤーを使用してください。
下に雑巾やバケツを用意して、排水管の中に残った水が流れていかないように注意しながら分解していきます。大部分がナットで接続されており、パッキンが挟まっている部分は無くさないように気をつけてください。
床下へと続いている排水のホースも、よく見るとネジやシールで止められていることが多いので簡単に外すことができます。
きちんと戻せるかが不安であれば、一度分解する前に写真を撮っておくと安心です。
下水詰まりを放っておくと一体どうなるの?
変な音はするけど流れることは流れる、そんな状態で放っておくと一体どうなってしまうのでしょうか。
前述したように詰まりの原因となっている汚れは油や髪の毛などの異物です。それらは通常の水の流れで溶かされることもなく、流れていくわけでもないので蓄積されたまま腐敗していきます。
はじめは気にならなくても、時間が経つにつれそこから嫌な臭いが発生し、本来であればそのまま外に排出されるはずが部屋中に充満してしまうケースもあります。
日頃生活している自分たちは慣れてしまったとしても、誰かを招き入れた時に「下水の臭いがする・・・」なんて思われたくありませんよね。近くにあるカーテンやカーペット、クッションなど布製品は臭いが付きやすいので要注意です。
また異物の腐敗が原因で水道管自体の腐食が進む可能性があります。毎日水が通る場所ですからいずれは交換が必要ですが、腐食が進めば悪臭だけでなく水漏れの原因ともなります。
定期的なメンテナンスも兼ねてプロに頼もう
あまりにも酷い状態だったり、腐食してしまっている場合はプロに頼むのも手です。素人目ではどうしても判断つかない水道管の寿命も分かりますし、定期的なメンテナンスとして見てもらうことをおすすめします。
いざ壊れたとなると水回りは大変ですよね。直るまでしばらく水道が使えない、あたり一面びしょ濡れ、なんて経験をしたことのある方もいるのではないでしょうか。なかなか家庭ではできない高圧洗浄で一度綺麗にしてもらえば、自分で掃除をするのも大分ラクになります。
ハウスクリーニング同様に、排水管掃除も業者によって価格帯が大幅に異なります。基本料金が低価格で設定されていても、別途出張料金やオプションでトータル的にみると価格が上がってしまうこともあるので、どのサービスに重点を置くのかを考えてしっかりと吟味してみましょう。
女性作業員を指定できる業者もあるので、一人暮らしの女性でも安心して利用できます。
各家庭によって下水のタイプは異なるので、どういった掃除をしていけばいいのか実際に見てもらってアドバイスを求めてみるのもいいですね。