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浴槽の変色は何故起きる?青緑の頑固な汚れの、意外な正体とは!

2017.4.27

毎日使うお風呂・浴槽だからこそ、清潔さを保ちたいものですが、ここが青っぽい緑色に変色してしまっていると、使うことで健康に被害が出ないか、不安になってしまいますね。

実はこの緑色に変色してしまう現象は、特に新しい給湯器に取り替えた時に起きやすいものです。

一体どうしてなのでしょう?そして、この変色を防ぐ方法はないのでしょうか?

浴槽が緑色に変色!? その頑固なこびりつき汚れの正体とは

お風呂場や給湯器をリフォームし、ウキウキ気分でお風呂を使っていたのに、ふと気付いたら、浴槽や洗面台が青緑色に変色してしまって慌てる!――というケース、実は結構頻繁に起きているんです。

この青緑の変色は、”銅石鹸”という物質が発生し、こびり付いてしまったことに原因があります。

銅石鹸とは、銅イオンがお風呂場や洗面台で使われる固形石鹸や、入浴後のお湯に生じる湯垢に多く含まれる”脂肪酸”というものが化学反応することで生じる物質です。

鮮やかな青緑色をしているのが特徴で、かつ、普通のお風呂洗い洗剤でどんなに磨いても落ちない汚れのため、給湯器が不良品だったのか?と心配になる人もいるようですが、そうではありません。

また、銅の酸化物の緑青と色が似ているため、不安に思う人もいるでしょうが、緑青とは別物ですから、これが付着している状態の湯船を使用しても、人体に影響はありません。

最も、浴槽や洗面台の見た目が悪くなることは問題ですから、できるだけ早く取り除きたいですよね。

何故、新品の給湯器に変えた時、浴槽に緑の変色が生じやすいのか

何故、新しい給湯器に取り替えた時、この銅石鹸が生じやすいのでしょうか?

元々、給湯器内の配管には、銅が使用されています。

これは熱伝導が他の金属に較べていいこと、そして銅の持つ殺菌効果が強いことが理由です。

そして、この銅の配管は、一定期間使い続けると、自然に”酸化皮膜”というものを表面に生成するため、常に水道水に晒されていてもサビなくなる効果があるんです。

ただ、問題は、給湯器設置した直後、つまり新品の給湯器の銅配管には、まだこの酸化皮膜が生成されていない、という点です。

皮膜がないため、むき出しになった銅からは、銅イオンという形で水に溶け、それぞれの使用場所(浴室、洗面所、キッチンなど)に運ばれます。(※)

つまり、新しい給湯器を使い始めてしばらく(水道水の水質により、期間は前後しますが、大抵は1ヶ月以内)のうちは、銅石鹸が発生してしまう可能性があるのです。

※銅イオン自体にも人体に影響はないものですから、使用する上で注意することなどは特にありません。

浴槽の緑の変色汚れ 自宅にあるもので簡単に取れる!?

既に浴槽に銅石鹸特有の、青緑色の変色が生じている時、これはどうすれば除去できるのでしょうか?

特殊な洗剤が必要?と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。

それどころか実は、銅石鹸の除去に適したものが、多くのご家庭にある可能性が非常に高いです。

それがクエン酸、またはお酢です。

銅石鹸は、アルカリ性の性質を持つ汚れです。

こうしたアルカリ性の汚れを落とすのに、クエン酸やお酢はまさにうってつけのものだと言えます。

更に言うならば、クエン酸もお酢も、人体に影響がないものですから、素肌に触れるお湯を溜める浴槽に使うのに適しているといえるでしょう。

使い方も簡単であり、普通のお掃除に使うクエン酸溶液と同じもの(水1カップに対しクエン酸小さじ1)をつくり、銅石鹸のこびり付いた場所に吹きかけるだけです。

スプレー容器がない時やお酢を使う時には、これらを含ませたスポンジで汚れた部分を擦るだけで十分、銅石鹸は取れていきます。

浴槽の緑の変色、無理に擦り落とさず、クエン酸などで地道に取ろう

あまりに強くこびり付いてしまい、感触もそう浴槽自体と変わらないため、色が染みついたように感じるかもしれませんが、一度の掃除で取れなくても、クエン酸かお酢を使った掃除方法を二度、三度と繰り返していけば、銅石鹸は除去できます。

他にも、銅石鹸を取る方法や薬品はいくつか挙げることができますが、浴槽や排水管を痛めたり、中和が必要だったり、細かな傷を付ける可能性などがあるため、長く使うことを考えれば、クエン酸などを使う方がずっと安心・安全です。

ですから、無理に強く擦ったり、あれもこれもと洗剤を取っ替え引っ替えた試すより、根気よく続けるほうがいいでしょう。

そして、銅石鹸が発生しないよう、給湯器が新しいうちは特に、石鹸カスや湯垢といった汚れを、浴槽や洗面台に残さないことを前提にし、こまめに掃除しましょう。

銅石鹸が出来る前であれば、普通のお風呂洗い用中性洗剤で綺麗にすることが出来ます。

そもそも銅石鹸を発生させないよう、浴室はこまめに掃除しよう

ただ、一点注意してほしいのは、「お湯自体が緑/青色に変色している場合」です。

浴槽の色合いによっては、通常のお湯であっても青く見えてしまうことがありますから、ガラスのコップなどに水を取り、白いコピー用紙などを背景にして、お湯の色を見てみましょう。

もし、これでお湯自体が本当に緑色になっているような時は、給湯器の問題ではなく、運ばれてくる水そのもの――浄化槽や水道管などに藻が発生しているなどの異変が起きている可能性が高いからです。

すぐに水道局や(集合住宅ならば)管理会社に連絡をしましょう。

銅石鹸が発生するのは、あくまで一時的なものであり、お湯自体が変色しているわけでありません。

そして、普段から銅イオンと反応する汚れを残さない掃除をしていれば、そもそも銅石鹸は発生しません。

是非、こまめな掃除を心がけ、銅石鹸の発生を食い止めましょう!

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