お掃除まにあ

日々の掃除の強い味方!エタノールの活用あれこれ

2017.3.28

エタノールと聞いてパッと思いつくのが、手の消毒液ですよね。風邪やインフルエンザ、O-157などの様々なウイルスから身を守るための消毒薬としてオフィスや公共施設などの出入り口に設置されているのを見たことがある方は多いでしょう。

一般的に消毒液として用いられているものは、無水エタノールを80%程度の濃度にまで水で薄めたものを使用しています。

因みに無水エタノールは純度が99.5%と純度が高いものをいい、消毒液として使用すると手に付いた瞬間に揮発してしまい、しっかりと塗ることができません。

これらエタノールの性質を理解したところで、日常的にどのような掃除ができるのかいくつか挙げていきたいと思います。

無水エタノールがスマホ画面の掃除に役立つ!

先ほど、無水エタノールは手に付いた瞬間に揮発してしまうと述べました。この性質を利用して掃除できるところがあるのです。それは、スマートフォンなどの精密機器です。

普段から指で触って操作したり、通話するときには顔に触れたりと油分が付着しがちなスマートフォンの液晶画面。現代社会において、触らない日はないと思われるスマホの表面に付着している細菌も相当に多いことでしょう。

しかし、スマホは精密機器であるため、安易に水ぶきで表面を拭くと、イヤホンジャックや側面の隙間などから水分が入ってしまい、中を錆びさせたりショートさせてしまう危険性があります。しかし、一瞬にして揮発する無水エタノールならその心配は不要です。

使い方としては、紙や布などに吹きかけて液晶画面を優しく拭き取るとよいでしょう。

ただし、安全性を確保するため電源を落としておいて下さい。また、エタノールはインクなどを取ってしまう可能性もありますので、スマホケースや液晶部分以外に使用するときは気を付けましょう。

キッチン周りやお風呂のお掃除にも消毒用エタノールで!

エタノールはアルコール飲料にも使用されていますので、万が一口に入ってしまったとしても大丈夫です。この安全性を生かしてキッチン周りや浴室など食品を扱ったり、直接肌に触れることが多い場面のお掃除にも役立ちます。

使用方法は、スプレー容器に入った消毒用エタノールを汚れに直接吹きかけ、紙や布などで拭き取ればOKです。無害であるうえ、揮発しやすい液体ですので、二度拭きの必要もありません。

お風呂掃除でも同様です。
毎日掃除をしていても出てくるピンクのぬめり。
これは「ロドトルラ」と呼ばれる酵母菌の一種で、カビより増えるスピードがはやい、洗剤などにも強い菌のため発生してしまうのです。

こすっただけで落ちるのですが、目に見えない菌の一部が残っていると、それが元となり繁殖を繰り返すのです。塩素系漂白剤を頻繁に使用するのも身体に悪そうですし、重曹だと抑止力に弱い、となると役立つのはエタノールです。

ピンクぬめりが発生しやすい浴室のコーナー部分やシャンプーボトルの裏などに消毒用エタノールを吹きかけて放置しておくだけで、菌の発生を抑えることができます。

シール跡の掃除にもエタノール!

お子さんが貼ってしまったシールや窓の戸当たり用テープなど。放置する時間が長いほどシールは剥がしにくくなり、痕跡も残りやすくなります。
そんな時にも役立つのはエタノール。

アルコールの一種であるエタノールは、シールなどの粘着剤を溶かす役割があるので、長年放置して固まってしまった部分に対しても効果を発揮します。

これも使い方は簡単です。紙などに消毒用エタノールを浸し、シールの上もしくはシールを剥がした跡の上からその紙を貼り付け、5分程放置します。上から貼った紙をのけて、下で柔らかくなったシールをゆっくり剥がしてください。

もしそれでも剥がしづらければ、こそぎ落とすようにして取るとよいでしょう。このエタノールに浸し紙は長く放置しすぎると、エタノールが揮発してしまい、柔らかくなったシールもまた固くなってしまうので、乾ききらないうちに剥がし始めることをお薦めします。

エタノール使用時の注意点とは?

ドラッグストアやスーパーなどどこでも買える身近な薬品ですが、下記のことに注意して作業を行ってください。

エタノールは食品にも利用される安全なものではありますが、揮発性が高いため、掃除を行う際には十分な喚起を行いましょう。

また、エタノールには手の油分を奪う性質がありますので、お肌の弱い方や長時間にわたって使用するときは手袋など保護具を装着し、小さなお子様が誤飲などを起こさなよう手の届きそうな場所に置かないようにしましょう。

キッチンなど火を取り扱う場所では、元栓を閉めて作業を行い、引火しないように注意して下さい。

また、白木や桐、ニスなどを使った家具や床、革製品、スチール製品などに使うと、染みや変色の原因になるため、使用は避けけて下さい。その他、色落ちが懸念される場所につきましては、目立たないところで試してから、作業に取り掛かるようにしましょう。

身近で意外と役に立つエタノール!

ここまでエタノールの使い道をいくつか述べてきました。消毒薬として有名な薬剤ですが、掃除だけでも幅広く活用することができます。もし、家にない方はこの機会にひとつエタノールを購入されてはいかがでしょうか。

また、家の中で無水エタノールが所在なく眠っている方がいらっしゃいましたら、薄めるなどして、家のお掃除に役立ててみると新たな掃除方法の発見につながるかもしれません。ただし、使用期限切れのエタノールは、酸化が進みアセトアルデヒドに変化している恐れがありますので、使用を控えた方がよいでしょう。

直前に注意点も述べましたが、基本的に危険なものではないため、保管方法は他の洗剤置き場と一緒の身近な場所に置いておくことができます。スプレーボトルなどに入れておき、必要なときにすぐ使えるよう各部屋にあると便利かと思います。

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