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カビキラーとキッチンハイターを同時に使うと危ない?混ぜるな危険について。

2017.4.21

カビキラーやキッチンハイターだけでなく、洗剤の中には「混ぜるな危険」と大きく書かれているものが多くあります。

混ぜることで有毒ガスが発生することは理解できますが、何と混ぜたら駄目なのかは分からない人もいるのではないでしょうか。

とりあえずカビキラーを使った後はしばらくは何も使わない方がいいと時間をかけている人もいると思います。

今回は「カビキラーとキッチンハイターを同時で使っても大丈夫か」と「混ぜるな危険とは何か」について説明します。

カビキラーとキッチンハイターなど「混ぜるな危険」を同時に使うとどうなるか。

カビキラーとキッチンハイターを同時に混ぜた場合の説明の前に、「混ぜるな危険」について説明しますね。

「混ぜるな危険」と書かれている洗剤は2種類で、塩素系と酸性タイプに書かれています。
塩素系洗剤とは、次亜塩素酸塩を主成分とした洗浄剤のことで主に漂白剤やカビ取りに使われています。
酸性タイプとは、名の通り「酸」を使った洗剤で酸で溶かして綺麗にするものです。主にトイレ掃除に使われています。

どちらも掃除用の洗剤ですが、塩素系と酸性タイプを混ぜると有毒ガスが発生します。
塩素系洗剤の主成分である次亜塩素酸ナトリウムは分解しやすい性質のために液体をアルカリ性に調整して安定させています。

安定している塩素系に酸性を混ぜることで安定していた塩素が急激に分解を始め、塩素ガスとして気化されてしまいます。

この塩素ガスは劇薬と言われるほどの有毒ガスで、軽度の場合はせき込む程度で済みますが、呼吸困難や触れてしまうと皮膚がただれてしまいます。
せき込む程度で済まない可能性が高いために、この2種類には「混ぜるな危険」と書かれているのです。

カビキラーとキッチンハイターを同時に使った場合はどうなるの?

カビキラーもキッチンハイターも「混ぜるな危険」と書いていますが、
この2つを同時に使うとどうなるのでしょうか?

結論を先に言うと何も起きません。
「混ぜるな危険」と書かれているのに何も起きないと言われると頭がこんがらがってしまいそうですね。
何故、何も起きないかと言うと、カビキラーもキッチンハイターも塩素系洗剤だからです。
塩素系と酸性を混ぜると塩素系が不安定になり急激に分解されて有毒ガスが発生すると書きましたが、塩素系に塩素系を混ぜても塩素系のままです。

ですが、カビ取りのために同時に使うことはお勧めされていないので「大丈夫なら混ぜよう」とするのはお勧めしません。

もし2種類を使いたい場合は、カビキラーをした後水でしっかり洗い流し、そのあとにキッチンハイターを使うようにしましょう。
また、全ての洗剤に言えることですが換気はしっかり行ってくださいね。

カビキラーとキッチンハイター以外で同時に使って危ないもの

塩素系と酸性を混ぜることで塩素ガスが発生することと、カビキラーとキッチンハイターなど、塩素系同士を混ぜても塩素ガスが発生しないことを紹介しましたね。
では、塩素系と酸性だけ気を付ければいいのでしょうか?

塩素系に混ぜてはいけないものは、酸性だけではありません。
食酢・アンモニア・アルコールも有毒ガスを発生させる恐れがあります。
また、酸性の場合は重曹と混ぜると二酸化炭素が発生し飛び散る危険性があります。
そのほかにも相性の悪い組み合わせがあるので、「混ぜるな危険」と書かれている洗剤を使うときはなるべく周りを片付けて混ざらないように注意をして使うことをお勧めします。

換気をしながら使うことは勿論なのですが、もし刺激臭を感じた場合は出来るだけその場から離れてください。

換気扇を回した状態なので刺激臭が留まることはありません。
完全に臭いがなくなるまでは誰も近づけないようにし、臭いがなくなったら大量の水で洗い流しましょう。

塩素系の洗剤を使うときの注意ともしもの時の対処法とは?

今回紹介したカビキラーとキッチンハイターは塩素系なので、塩素系の洗剤を使うときの注意事項ともしもの時の対処法について紹介しますね。

使うときの注意事項

  • 必ず説明を読むこと。
  • 換気をしながら作業すること。
  • 目に入らないように眼鏡をすること。
  • 体に付かないように出来ればゴム手袋や帽子をつけること。
  • 気分が悪くならないようにマスクをすること。
  • 子どもが悪戯しないように隠す、または手の届かない場所に片付けること。
  • 飛び散りなどを避けるために専用のスプレーを使うこと。
  • 作業後はよく洗い流し、念のために手などもよく洗い流すこと。

ここまで本格的な管理は手間が掛かりますが、子どもは触ってしまうと大変危険なので手に届かない場所に片付けてくださいね。
マスク等は、洗剤が掛かった時に最悪の結果にならないための回避方法なので、マスク等をつけてからの作業をお勧めします。

もしもの時の対処方法

目に入った場合

放置すると失明する可能性があるので15分以上目を洗い流し、商品を持って眼科にすぐに行きましょう。

誤飲した場合

無理に吐かずにすぐに口をゆすいでください。
そのあと1〜2杯の牛乳を飲み、商品を持ってすぐに病院で相談しましょう。

皮膚についた場合

すぐに洗い流してください。
洗い流して異常がない場合は大丈夫ですが、少しでも異常があった場合は商品を持って病院に相談しましょう。

作業中に目が沁みたり、咳き込んだりと異常がある場合

有毒ガスが発生している可能性があるので、すぐに離れてください。
その後、うがい等で違和感を取り除きましょう。
違和感が続く場合や異常がある場合は商品を持って病院に相談しましょう。

塩素系同士は大丈夫。でも危ないものには分からないので気を付けて使いましょう。

「混ぜるな危険」と書かれている洗剤は、塩素系と酸性タイプの2種類です。
塩素系同士を混ぜても何も発生しませんが、塩素系と酸性を混ぜると有毒ガスが発生してしまうので必ず気を付けて使いましょう。

また、相性の悪い物質もあるので塩素系と酸性以外にも注意が必要です。

換気をしっかりして、もし刺激臭や違和感を感じた場合はすぐに逃げてくださいね。
換気さえ気を付けていれば、いつか空気が入れ替わって刺激臭が消えます。
換気が完了したらすぐに水で洗い流しましょう。

目に入ると失明するほど原液は危ないものなので、違和感が残る場合は商品を持って病院に相談しに行くことをお勧めします。

「混ぜるな危険」はあなたを守るための注意表記です。
カビキラーとキッチンハイターは塩素系同士ですが、念のために同時に使うのは避けて水でしっかり洗い流してから次のを使うようにしてくださいね。

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