万年床はカビの巣窟!掃除をしないとダニも発生?
2017.4.19

ベッドと比べて、布団の利点はたたむことにより省スペースとなる事。
にも拘わらず、それを面倒くさがって引きっぱなしにしていると、部屋の散らかっている度はアップします。その上、万年床は放っておけば、カビやダニの巣窟になり兼ねないのです。
特にフローリングに直接お布団を引いている人は注意が必要です。
きちんと掃除をして、カビ、ダニからおさらばしましょう!
このページの目次
フローリングの上の万年床はカビの巣窟。掃除しよう!
ベッドを利用している人が多いと思うので、もしかしたら「万年床」を知らない人がいるかもしれないので、まず万年床についてご説明いたします。
万年床というのは、「まんねんどこ」と読みます。一言で言えば「布団を引きっぱなし」にしている状態です。いつも床がある状態なので「万年床」と言います。
ほとんどの理由は布団の上げ下げが面倒だからというのが理由です。どうせ引くのだからこのままにしておけばいいのじゃないか?という事でしょう。また中には、布団をしまってしまうと、湿気るから敢えて布団を広げた状態にしておくおという意見の人もいるでしょう。
でも残念ながら、布団を引いたままにしておいても、乾くどころか、逆にカビの温床となってしまう事もあるのです。
特にフローリングに布団もしくはマットレスを引いている人は注意が必要です。
万年床の状態を確認しよう。カビを掃除するには?
さあ、今すぐ万年床を解消しましょう。寝室へ行ってください。そして思い切って布団をどかしてみましょう。
どういう状態ですか?
もし床がカビていたら、ある意味手遅れです。出来るだけカビ落としをしてみてください。恐らくフローリングがその状態であれば、お布団もカビているはずです。カビといっても、食品につくような白や青っぽい色だったり、フワフワした状態でなく、恐らくちょっとした黒いシミがあると思います。それが点としてたくさんあれば、それは「黒カビ」です。
布団についてしまったら、残念ながら落とす手段はありません。布団の買い替えを検討しましょう。
ただ床であれば、まだ掃除の手段があります。
ここでいきなり「カビキラー」を使うのは厳禁です。床が白くなってしまいます。
まずはカビの胞子が飛び散らないように、クイックルワイパーなどでからぶきします。その後に中性洗剤で、床に染み付いたカビをふき取ります。黒い部分が落ちても安心しないでください。まだカビの胞子が残っているかもしれませんので、そこを殺菌します。
万年床からの脱出!カビ対策と掃除の仕方
カビ対策に大切なのは、カビを生やす条件を無くすことです。
カビは湿度と温度が揃うと発生します。そのため、湿度の原因になる万年床は厳禁です。面倒でも必ず毎朝布団を上げる習慣をつけましょう。
フローリングはこれで何とかなりますが、問題は布団です。
布団は干す事が一番のカビ対策になります。とはいえ、仕事をしている人が毎日お布団を干すのは難しいですよね。布団は日が暮れる前に取りこまないと、夜露で湿ってしまうといいます。つまり干した意味がなくなってしまうのです。休日には必ず布団を干すようにしましょう。
最近は除湿シートが販売されています。これを布団の下、(マットレスを引いている人はマットレスの上)に置くだけでも随分違います。
もちろんこの除湿シートも干さないといけません。干さないままにしておくと水分を吸いきれなくなりますので注意してください。
布団を干すだけでダニ対策になるの?
カビだけでなくダニもまた悩みの種です。そのためにも出来れば毎日干したほうがいいに決まっています。
しかし、全ての人がそうできるとは限りません。そのために除湿シートをご紹介しましたが、これはあくまでも湿気対策ですし、3日も除湿シートを干さないと水分が溜まりきってしまいます。
特にダニというのは、中々しつこく熱に弱いと言われていますが、お布団を干す程度の熱では中々殺せません。ある番組で紹介されていたのは、真夏に車の中に布団を入れておく方法です。時として人が命を落とすほど車内の温度は上がりますので、ダニも退治できるそうです。
ただダニは消えてなくならないので、その後はダニを吸い取る掃除機を使って、ダニの死体を取り除く必要があります。布団のダニを退治した後は、防ダニスプレーを定期的にかけて、ダニが入るのを防ぎましょう。
万年床からの脱出!心も体もスッキリさせよう!
もしあなたが恋人の家にいって、万年床をみたらそこで寝たいと思いますか?
また万年床だと恋人を部屋にいれるのも躊躇しませんか?
万年床というのは、決して衛生的とは言えません。それが引け目になって、中々恋人の仲を進展させないという事もあります。また恋人じゃなくても、友人を家に呼ぶのもなんとなく積極的にできないですよね。
万年床というのは、カビやダニの温床になるため体にもダメージを与えますが、ライフスタイルや人間関係にも間接的に影響を与えているのです。
万年床の解消はまず、布団を上げるという事です。ただ湿度があるとたとえ布団を押し入れなども片してもカビてしまう事がありますから、適宜除湿シートを使ったり布団を干したりする必要があります。
中々外に布団を干せない場合は、家の中でも布団が干せるグッズもありますので、是非活用してください。
ただこれだけではダニ対策には不十分なので、一度真夏の車に布団を入れて、熱でダニをやっつけましょう。その後は防ダニスプレーと布団を干すだけで随分防ダニの効果があるそうです。
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