レンジフードの掃除、忘れていると悪夢を経験することに
2017.4.10

夜に友達と出かける約束をしていて、その前に昼間キッチンの掃除を済ませようと思い立って始めたはいいけど、レンジフードの掃除を始めたら悪夢のような経験をしてしまったなんてことはありませんか?
前回掃除したのはいつだったか思い出せないくらい前のこと。
レンジフードのフィルターは油で完全にギトギト。ちっとやそっとでは落とせる汚れではありません。
そうなったらもう約束もキャンセルして徹底的に掃除をするしかありません。
ちょっと怠け心を出すとしっぺ返しが必ず来ます。楽をしようとするとかえって後で苦労してしまいます。定期的に掃除をする習慣が大事ですね。
このページの目次
掃除の前にそもそもレンジフードってなに?
フードのファンは煙や空中の油の粒を吸い込んで、キッチンが汚れそうな料理をしている時でもキッチンをフレッシュに保ってくれます。レンジフードにはダクト付きとダクト無しのものがあります。
ダクト付きのタイプは排気口が外につながっていて、油、煙、水蒸気、調理の臭いをキッチンから建物の外に排出します。ダクトのないレンジフードは取り替え式のチャコールフィルターで煙や臭いを取り除きます。ダクトのないレンジフードの利点は価格が安いことと設置が簡単なことです。
どちらのタイプのレンジフードも取り外し式のフィルターがついていて、フードの下側に取り付けるようになっています。フィルターはチャコールフィルターからずっと安価なアルミ製まで様々なものがあります。
料理をたくさんすればするほどフィルターのギトギト汚れも増えることになります。定期的に掃除しないと、ギトギトが固まって目詰まりを起こしてしまい、煙や臭いを吸い出す能力も低下してしまいます。また時間が経ってギトギトがホコリと混じると、落とそうとしてもなかなか落ちなくなります。
レンジフードのお掃除は安全上も大事
普段からキッチンで料理をしている人はたいていカウンター、シンク、コンロの台、目に付くところはどこも気をつけてきれいにしています。しかし時にはそれだけでは十分ではありません。
見えないところ、気がつかないところがいつも一番怖い場所です。レンジフードはその最たるものです。見逃されがちですが、キッチンのお手入れにはレンジフードの掃除は欠かせません。
またレンジフードの掃除は安全上からもとても重要です。レンジフードのグリスフィルターは調理をしている時に出る油分を吸着します。またレンジフードの下側にも油が付いて固まっていることがあります。そうした油分は燃えやすいため、引火して火事になってしまうことがあります。ですからレンジフードのお掃除は必ず定期的にやりましょう。
レンジフードの汚れを徹底的にきれいにする方法について書いてみたいと思います。
レンジフードのお掃除はどうやったらいいの?
- 自然由来の油落とし(白酢、重曹など)
- スポンジ
- 布
- 台所洗剤
- ビーワックス(なくても可)
毎日の掃除の時にフードの外側を拭きましょう。研磨剤入りではない柔らかいスポンジか布を石けん水に浸けて拭くか、または自然由来の油落としを使います。重曹に白酢を何滴かたらしてペースト状にしたものを使います。
それを使って汚れを落としたら、水に浸したスポンジで拭き取り、柔らかい乾いた布を使って水分を拭き取っておきます。ステンレス製のフードの場合、ビーワックスを塗ると輝きが戻ります。
フィルターは毎日は必要はありませんが、月に1度くらいを目安に掃除して下さい。フィルターは掃除の頻度が高いほど汚れを落とすのも簡単です。
レンジフィルターの掃除には重曹から専用の強力洗剤まで、あらゆる人があらゆる方法を唱えている気がしますが、いずれにしろ基本的なやり方は同じです。フィルターをレンジフードから取り外して掃除します。説明書通りにフィルターを外したら、お湯の中に洗剤を溶かし、その中にフィルターを数分浸けておきます。
お湯の中でフィルターを左右に振って、スポンジを使って優しく油分を取り除きます。流水か水道のシャワーを使ってフィルターをすすぎ、よく振って水分を飛ばします。柔らかい布を使って水分をきれいに拭き取り、よく乾燥させます。そしてフードに再び取り付けて下さい。
レンジフードのお掃除、ちょっと楽をしたくてもご用心
一部に食洗機で洗えるフィルターがあります。説明書に食洗機で洗えると書いてあれば、基本的に使うことができますが、フィルターの汚れがひどい時はやめておいた方がいいでしょう。
厚くこびりついたギトギト汚れがが食洗機の中で飛び散って、排水口をふさいでしまうことがあるからです。またフィルターの金属の枠が洗っている間にそこら中にぶつかって、食器に傷が付くことがあります。
フードの下側の一番汚いところを徹底的にきれいにするには、お湯に食器用洗剤とアンモニアを入れて使います。スポンジか布を浸して力を入れてこすって下さい。その際ゴム手袋をはめるのを忘れないで下さい。油を落としたら濡れたスポンジで残留物をきれいに拭き取ります。
フィルターは洗って使うのにも限度があります。半年に1度、またはメーカーの指示があればその通りに交換して下さい。またチャコールフィルターは水洗いすると効果が落ちますから、洗わないで下さい。
正しいレンジフードの使い方で快適な料理を
正しく機能するレンジフードは快適なキッチン生活に欠かせません。毎日たくさん料理をする家庭ほどその重要性は増します。レンジフードはその大きさやスタイル、デザインはまちまちですが、掃除とメンテナンスの重要性はどのレンジフードでも共通して大切です。
キッチンで煙や臭いに悩まされることなしに料理をするためには、レンジフードもいつもきれいに保つことを心掛けましょう。またファンのモーターは油や湿度など、かなり過酷な状況での運転になります。故障しやすい環境ですから、きちんと動いているか気をつける必要があります。
もし新しくレンジフードを台所に設置しようとする場合は、少なくともコンロの半分以上をカバーする大きさでなくてはいけません。出来ればコンロ全体の幅以上のものが望ましいでしょう。レンジフードをいつも最適の状態に保ち、キッチンを煙や油のフリーゾーンにして下さい。