お掃除まにあ

トイレ掃除をしてもニオイが消えない… 原因は尿石かも!

2017.4.5

トイレ掃除の厄介な点といえば、をどんなにこまめにしていても、見えないところ・ブラシの届かないところにいつのまにか付いてしまう”尿石”です。

あまりピンとこない方もいるでしょうが、誰しも一度は、トイレにこびりついていて、ブラシでどんなにこすっても取れない、黄・茶・黒い汚れを目にしてことがあるでしょう。これが尿石です。

尿石がこびりついてしまった便器は、どのように掃除すればいいのでしょうか?

普通のトイレ掃除じゃ落とせない! 尿石ってそもそもどんなもの?

そもそも尿石とは、読んで字のごとく、尿に含まれる成分で出来た石状の結晶です。

(余談ですが、尿路結石や、胆管結石という病名を思い浮かべた方もいるでしょうが、ズバリその通り、同じ原理です。)

尿に含まれるカルシウムが落としきれずに結晶化して、便器にこびりついてしまうのが尿石であり、一度結晶化してしまった尿石は、ナイロン製のトイレブラシでどんなにこすっても、落ちないほど頑固な汚れになります。

尿石の問題は、見栄えだけではありません。

トイレ独特の臭い、またそこに雑菌が繁殖するため不衛生になる等、まさにトイレ掃除の最大の敵とも言えるのです。

毎日ちゃんとトイレ掃除をしている筈なのに、時間を置くと独特の臭いがする――

そんな時は、一見して見えないフチ裏などを確認してみましょう。

黄色、茶色、黒と、状態と発生してからの時間で色は異なりますが、こうしたものが付いていれば、それこそ尿石であり、臭いの元です。

トイレ掃除をしても尿石が出来るのは、○○の形に原因があった!

何故、こまめな掃除をしていても尿石がこびりついてしまうのか、というと、多くの理由はトイレの形状、そして掃除用ブラシの形状にあります。

洋式・和式、男性用小便器に関わらず、トイレで用を足した時、排泄の勢いで尿は様々な場所に飛び散ります。

この飛び散ったものが水で流れればいいのですが、フチ裏があるタイプのトイレでは、このフチ裏に水が届かない場所がどうしても出来てしまうんです。

トイレ掃除の際、このフチ裏も十分綺麗に掃除できればまた問題はありません。

しかし、トイレブラシによっては、フチ裏に邪魔されてしまい、肝心の場所まで毛先が届かないことがままあります。

そうして、最初は目に見えないほどの雫であっても、水分が蒸発して尿の成分が残り、それが繰り返されることでいつしか尿石になって取れない汚れになってしまうんです。

新しいタイプの便座では、こうした構造の弱点を克服したものや、そもそもフチ裏がないものもあります。

しかし、古い住居や賃貸物件では、やはり古いタイプの物が大半ですので、掃除でカバーするしかないのが実情です。

こびりついた尿石は、○○性のトイレ掃除用洗剤を使おう!

では、一度出来てしまったこの尿石、どのように取り除けばいいのでしょうか?

尿石の主成分はカルシウムであり、これを溶かす成分を含んだトイレ用洗剤を使うのが一番いいでしょう。

ここで選びたいのが”酸性”の洗剤です。(サンポール・トイレのルック 等)

こうした酸性の洗剤を、まずトイレのフチ裏にもしっかり掛けます。

もちろん、そのまま放置・ブラシでこすっても、尿石はすぐには溶けてくれません。しかし、トイレ洗剤は液状ですから、放っておけばすぐに流れてしまいます。

そこで、その上からトイレットペーパーを貼り付け、洗剤が汚れの上に留まるようにしましょう。

これは湿布法と呼ばれる手法で、トイレ以外の箇所、例えばキッチンの壁の油汚れなどにも有効です。

洗剤の塗りが少ない時には、湿布したトイレットペーパーの上からもう一度洗剤を掛けるといいでしょう。

また、使い捨てのビニール手袋などを装着して、まんべんなく湿布するのも有効です。

しっかり尿石の上に湿布をしたら、そのまま30分〜1時間待ち、その後、ブラシでこすり落としましょう。

長年積み重なった尿石は、一度の湿布法で取り除き切れないこともあります。

そんな時は繰り返し湿布法で、少しずつ溶かしていくといいでしょう。

湿布法を使ったトイレ掃除、どんなことに注意すべき?

湿布法を行うには、いくつか注意点があります。

陶器製以外のトイレには、酸性洗剤は使えない。

特に樹脂(プラスチック)製のトイレには、酸性洗剤は使用できません。これは、樹脂が酸に弱い性質を持っているからです。

同じく、便座部分・ウォッシュレット部分にも、酸性洗剤は使えませんから、便座が樹脂、ウォッシュレットを取り付けているような時には、洗剤がつかないように注意するか、他の方法を取るしかありません。

酸性洗剤と塩素系洗剤は絶対に一緒に使わない

この2つの洗剤を同時に使うと、人体にとって猛毒のガスが発生します。

絶対に一緒に使うことはしてはいけません。

湿布に使ったトイレットペーパーを一度に流す時は詰まりに注意

いくらトイレットペーパーが水に溶ける(細かくなる)とは言え、細い排水管に一気に流れ込めば、それだけ詰まる可能性が高くなります。

湿布法に使ったトイレットペーパーは、流さず取り除いて別に捨てるか、分けて流すようにしましょう。

尿石がつかないトイレにするためにはどうすべきか…

湿布法でも取り切れない、あるいは湿布法が使えない材質のトイレの場合は、「サンドペーパーを使う」または「専門業者に頼む」ことになります。

ただ、サンドペーパーを使った尿石の除去の場合は、トイレ自体にも細かな傷が付いてしまいます。

傷がつけば、そこに汚れや雑菌が溜まりやすくなるばかりか、賃貸物件の場合には、それが元で原状復帰のためのお金が掛かる可能性もありますから、本当の最終手段だと思ったほうがいいでしょう。

専門業者であれば、一般の人では扱えない薬品を用いて、尿石を溶かすことも出来ますから、むしろこうした業者に依頼するほうがいいかもしれません。

尿石は、一度こびりついてしまうと、それを除去するのに非常に労力を必要とします。

自分の家のトイレの形状をしっかり確認し、死角なくしっかり掃除できるトイレブラシを用意すること、そしてトイレ掃除はこまめに行うことで、そもそも尿石がつかないよう、予防していきましょう。

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