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本当に掃除の強い味方になる? スチームクリーナーは買いか否か

2017.4.4

テレビ通販などで度々目にする、お掃除用のスチームクリーナー。

今までのようにゴシゴシ力を入れてこすらなくても、さっとひと拭きで頑固な油汚れがスッキリ!――と、なんだかとても便利そうだけど、実際の使い心地について、果たして広告どおりなのか、疑問に思っている人は多いのではないでしょうか?

水と電気の力だけで、本当にどんな汚れも取れるのか…?除菌も本当に可能なの…?と、そんな疑問や、実際の使い方、そして使い心地などについて見てみましょう!

そもそも、スチームクリーナーってどんな掃除用具?

通販番組を始めとし、家電量販店、ホームセンターなどでも大々的に売り出されているスチームクリーナー。

そうは言っても、実際どんな機械で、どう掃除をするのか、あまりピンとこない人も多いでしょう。

まず、その原理について見てみましょう。

スチームクリーナーは、その名の通り、「蒸気(スチーム)を噴射することで、対象の汚れを浮き上がらせる掃除器具」です。

水が気体になる温度は、ご存知の通り100度。

(厳密に言うと違いますが)この温度の水を高圧力で噴霧するため、融点の低い油汚れが溶け出し、汚れが取れるという仕組みです。

そして、この高温に、ほとんどの菌は耐えることは出来ないため、除菌も出来る、というのです。

そのため、言われている通りに使用するのは水と電気だけ。

洗剤を使用しないので、小さなお子さん・ペットがいるご家庭でも、比較的安全に使用することが出来るのが強みです。

(もちろん、100度を超える温度の蒸気が出ていますから、やけどには十分注意が必要です!)

よくある勘違い スチームクリーナーは掃除機ではありません!

ここでスチームクリーナーについて多い勘違いについて触れておきましょう。

まず、スチームクリーナーは「汚れを吸い込む機械ではない」という点です。

製品によっては、掃除機と同じ形状をしているものもあるため、掃除機に蒸気を噴霧する機能が加わっていると勘違いする人がいます。

が、基本的に吸い込んでくれるわけではありません。

また水が蒸気になって噴霧されるわけですから、部屋の中の湿度が上がります。

そして、どんな汚れでも必ず落ちる、というわけではない、という点も十分把握しておかなければなりません。

もちろん、単純な油汚れであれば、熱と圧力のかかった蒸気で溶け出します。

が、使用箇所や使用する物によっては、油が他の汚れと結合して、別の汚れに変化してしまい、この2つを持ってしても取り去れない可能性があるのです。

それこそ、家庭用のスチームクリーナーは、専門家の使う業務用と異なり、そのパワーは弱いです。

業者の使っているものと同レベルの洗浄力は期待できません。

掃除の強い味方のスチームクリーナー デメリットもしっかり把握しておこう

スチームクリーナーのデメリットとして、忘れてはならない点があります。

それが「水を使っている」という点。

CMでは布製品に使っている場面を目にすることがありますが、すべての水がすぐに蒸発するわけではありません。むしろ、浮かせた汚れを含んだ水がそこに残るわけですから、それを拭き取る必要がある、ということなのです。

キッチンの壁のように、タイル張りされた場所ならば、もちろん、水はそのまま下に垂れていきます。

ですから掃除前に、目張りや新聞紙などを引いて、水が他を汚さないようにする必要が出てきます。

もう一つ、除菌力についても注意が必要な部分があります。

高温と水圧によって、クリーナーを当てた部分は除菌できます。が、実は菌が死ぬ前に水の勢いで飛ばされ、他の場所に移動するだけ、という製品がないわけではありません。

そして、やはりこうした死ぬ前の菌を含んだ水をしっかり取り除かなければ、そこで再び菌が繁殖する可能性があります。

スチームクリーナーを選ぶなら、どんな点で選ぶべき?

しかし、家庭内の多くの汚れは、スチームクリーナーで除去が可能な場合が多いのも、またれっきとした事実です。

ここで、スチームクリーナーの選び方について見てみましょう。

○扱いやすい小型のものより、大型のもののほうが効力が強い
女性でも片手で扱えるスチームクリーナーはたくさんありますが、それだけ水が入れておける容量が少ない、という点を踏まえておかなければなりません。

そして、やはり小型化されているものは、大型のものに較べてパワーも稼働時間も短いのがネックになります。

扱いやすさを一番に考えたいところですが、スチームクリーナーに期待する効果を得るためには、大型のもののほうが有効かもしれません。

○ボイラータイプのスチーム発生装置か、それともパネル式か
スチームクリーナーの性能は、スチーム発生装置がボイラーか、それともパネルかで大きく異なります。

ボイラー式は、内部で水に圧力を加えることで高温にし、それを噴射する仕組みのもの。

対してパネル式は、高温の金属パネルの中を水が通過することで、噴射する水を温めている仕組みのものです。

ボイラー式のものが大半ではありますが、パネル式のものは他よりも安く、そしてそれだけスチームの温度がボイラー式よりも下がります。

スチームクリーナーの効果を考えれば、ボイラー式のものを選びましょう。

スチームクリーナーのメリットデメリットを知って、賢く選ぼう!

○スチームクリーナー自体のお掃除も重要!

高温の水を溜めておく場所――例えば電気ポットの内部を思い浮かべてみて下さい。

掃除を少し怠ると、内部に白い板状の汚れがびっしり!という光景を目にしたことがあるかもしれません。これがカルキ汚れです。

カルキ汚れスチームクリーナーにも同様に発生します。そして、剥がれたカルキが細い噴射口を塞ぎ、故障してしまう可能性があります。

このカルキ汚れを取る専用洗剤が付属品に入っているか、または手入れ自体やし易いかといった点も、十分考慮しましょう。

決して安くはない家電製品、まして自分の家で効果があるかどうかは、使ってみなければ分からない!という意見も最もです。

そんな時は是非、レンタルなどで一度試してみることをおすすめします。

レンタルであれば、例え「ウチでは使えないな」と感じても、物置にしまいこんだり、煩雑な手続きで返却する必要もありません。

綺麗になった部屋を想像していたのに、思った効果が出なかった時の脱力感は筆舌に尽くしがたいもの。

ですから是非、今まで見てきた点を考慮して、スチームクリーナーを購入するか否かを考えましょう!

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