お掃除まにあ

昔から掃除に使われていたほうきは今でも優れていた!

2017.4.3

小学校や中学校で使っていたほうきは、その頃を過ぎると使わなくなることが多いと思います。あまりに見かけないのでほうきについて考えるもすらないのですが、掃除するとなるとほうきが大変便利だということは昔も今も変わっていません。

場合によって掃除機より便利ということもありえます。

それというのも掃除機にはない特徴を備えているからなのですが、歴史的に見ても長く使われているほうきを今一度見直すことにしましょう。

同じ掃除道具であるコロコロとの違いからみるほうきの特徴

床掃除に使うほうきとコロコロは少し用途が違います。結論から言えばほうきで掃き掃除をしてコロコロで仕上げるのが良いです。

ほうきは部屋の埃を多く取ってくれます。通常であればそれだけで掃除を終了して構わないでしょう。

コロコロは埃をたくさんは取り除けませんが、細かい埃まで吸着して取り除くことができます。

つまりほうきは埃を多く取れることが特徴で、コロコロは細かい埃を取り除くのが特徴なのです。

またほうきはコロコロのように先端を交換する必要がありませんから、広範囲に渡って掃除することも簡単です。それにパパッと掃くだけなので簡単な掃除にも使いやすい道具です。

そしてハンディサイズのほうきを使えば、細かい埃を掃除することも可能になります。小さいほうきでは掃除する箇所に近寄る必要があるので細かい埃もよく見えるようになり、柄が小さくなるので細かく動かせて細かい埃を逃がしません。

ほうきを使って掃除をすれば赤ちゃんやペットに優しくできる

ほうきの特徴の一つに大きな音が発生しないということがあります。たとえば掃除機だと起動しただけでモーターが回って、空気が流れて、大きな音が響くことになります。掃除機の中には静かなタイプもありますが、それにしたってほうきの静音性にはかないません。

そして音がしないことでペットを驚かせることがなくなります。

掃除機の音が嫌いなペットは、掃除機の音を聞くとどこかに隠れてしまうことでしょう。そして掃除機の音が止むまで出てきてくれません。また、一度掃除機を止めてから再度掃除機をかけるなんてことをやると再びビックリさせてしまいます。

また赤ちゃんが寝ているときに、掃除機をかけてしまうと、その音にビックリして泣いてしまうかもしれません。そうなると掃除どころではなくなるでしょう。

そこでほうきを使うことを考えましょう。

ほうきなら掃除機のような大きな音がなりません。そのためペットが驚いてどこかに隠れることはなくなりますし、赤ちゃんの安眠を守ることができます。

ほうきは万能ではない! ほうきと掃除場所のおらさい

ほうき言えば、竹ほうきでしょう。竹の棒、そして竹の枝、つまり竹を素材にして作るほうきです。焚き火に使う枯れ葉集めのイメージがある人も多いでしょう。コンクリートで使えるくらい竹は丈夫なので外の掃除に重宝します。

それからブラシほうきもあります。ブラシほうきは先端がT字になっており、比較的毛が短いほうきです。毛は短いものの横に長いので広い範囲を掃くことができるのが特徴です。モルタルの床など硬い床を掃くためのほうきであり、オフィスや学校でよく使われています。

畳や絨毯など、柔らかい床に使いたいというのであれば、ほうき草(コキア)を使ったほうきがおすすめです。柔らかい毛になるので床や隙間に柔軟に対応してくれますし、畳や絨毯を痛めることがありません。

それからフローリングに使うのであればシュロのほうきがおすすめです。シュロは暖かい地域で育つ植物の木の皮なのですが、掃いているだけでワックス掛けできるので、フローリングの美しさを保つことができます。

ほうき歴史は古く、昔から生活の必需品だった

日本でのほうきの歴史としては、5世紀後半に小枝を束ねたものが現存しています。つまり1500年以上昔からほうきは存在していたということです。しかし当時から掃除の道具として使われていたかは定かではありません。

712年の日本最古の書物である『古事記』には「玉箒」や「帚持」という言葉で「ほうき」が登場しています。また「帚持(ははきもち)」は葬列のときにほうきを持っていた人のことなので当時のほうきは祭祀の道具だったと思われます。

ほうきが掃除の道具として使われることが確認できるのは平安時代です。つまり794年から1192年の間に残された書物から、ほうきは掃除の道具であることが分かっています。

そして江戸時代までは、竹ほうきやシュロほうきがよく使われており、それぞれ外と内(板間)で使い分けられていました。

現在では種類はさらに増え、プラスチックの毛を用いたほうきが出てくるなどほうきの種類や形状は豊富になっています。

これで悩まない。ほうきの選びの本当のコツ

現在ではほうきの種類はたくさんあります。そのためどのほうきを使ったら良いのか悩んでしまうこともあるのですが、基本的には、硬いところには硬い毛のほうきを使い、柔らかいところには柔らかい毛のほうきを使うと考えておけば間違いありません。

特に室内用のほうきはとても柔らかいほうきです。似た形状に土間ほうき(万年ほうき)がありますが、それだとパームやシダを使って硬めのほうきになるので玄関などを掃除するためのほうきになります。

ほうき草(コキア)を使った室内用ほうきは本当に柔らかいほうきです。そのような室内用ほうき(座敷ほうき)を一度知れば他と硬さが違うので間違えることはないでしょう。

ちなみにペンキを塗るハケのような形をした荒神ほうきというものがありますが、それはかまど周辺で使われていたほうきになります。荒神というのはかまどを火から守る神様であり、農業全般の神様でもあります。そして素材はシダなので硬めのほうきとなります。そのため畳や絨毯というよりは机などの硬いところに使うのがおすすめです。

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