お掃除まにあ

びっくり!海や川にもお掃除が大好きな魚がいるのです!

2017.3.30

観賞用に熱帯魚などを飼育されている方はよくご存じかもしれませんが、多くの人は「魚が掃除をするのです」と聞くと、「えっ?本当に?」と驚かれるのではないでしょうか?

しかし、本当にいるのです!お掃除がとっても大好きな魚が!「うちの家も掃除してくれない?」そんな声が聞こえてきそうですが、それはちょっと無理ですね。水の中なので、、、

そんな不思議な習性をもつ掃除魚(そうじうお)をご紹介したいと思います!

魚がいったいどこを掃除するの?

掃除魚は、ウミガメやワニなどの大型の水生動物をはじめ、魚類の体表や、口の中、えらなどに付いている外部寄生虫や魚の死んだ皮下組織を食べながらお掃除してくれる魚の総称です。食事をしながらお掃除ができるなんて一石二鳥ですね!エビなどにも掃除をしてくれる種類があります。ホスト(掃除を依頼している魚)に見つけてもらえるように

カラフルな魚も多いので、観賞用としても適しています。熱帯魚などを水槽で飼育していると水槽の中の水の濁りが気になってきます。そんな時に、掃除魚を一緒に入れておくと、水槽の汚れをせっせとお掃除してくれるので、大助かりなんです。ただ、この掃除魚あんまり熱心に掃除をすることがあるので、ホストの体表をつつきすぎて、傷をつけてしまうこともあるようです!いやはや、そこまで掃除に夢中になれるなんてお見事ですよね!掃除が大嫌いという人には耳の痛い話です。

魚は掃除をさせてくれるホストをどうやってみつけているの?

掃除魚は、ホストに見つけてもらいやすいように、見かけは色鮮やかでカラフルな魚が多いです。たまに、目立たない魚もいます。活動するのはたいてい単独か一対でホストを探しています。しかし、行動範囲は狭く、限られた場所に住んでいます。人間に例えると、目立つ看板に「このエリアのお掃除を引き受けます!」と書いてあるような状況でしょう。

掃除魚とホストの関係は、お互い利害関係が一致しています。ホストは体がきれいになってうれしいし掃除魚は食事にありつけ、またホストである大きな魚が他の危険生物から守ってもらえるのです。

では、どうやってお互いコミュニケーションをとっているのでしょうか?それはホストが掃除をしてほしいと思った時に、掃除魚の集まっているところに行き、大きく口を開けます。そして、鰓蓋(えらを外側から保護する骨質の薄い板)を拡げて招きます。「掃除してもらえます?」という感じですね。それに対して掃除魚が「いいですよ。」と了解したらひれや口をつついてから掃除を始めます。ホストの魚はおとなしく任せています。ホストが体を震わせたり口を開けたり閉めたりしだしたら終了の合図です。

魚が掃除に夢中になりすぎてホストを傷つけてしまうのはなぜ?

掃除魚は、魚の体表についた外部寄生虫や死んだ皮下組織などを掃除をしながら主に食べていますが、これだけを食べて生きているわけではありません。ホストにお掃除を頼まれせっせと外部寄生虫をとっていますが、メスはとくにどん欲になってしまい、寄生虫よりもおいしい、ホストの粘液を吸おうとして噛みついてしまいます。こうなってしまう

と、ホストは「掃除はもういいです!」と帰ってしまっては大変!オスがこの噛みついたメスを追い払います。「もう大丈夫です!私がしっかりお掃除しますから」という感じです。オスはそうして寄生虫をせっせととり、最後に粘液を一人でゆっくり堪能します。掃除魚の種類でハタタディという魚がいます。黒と白のラインに尾が黄色の色鮮やかな

魚で観賞用としてもよくみかけます。水族館にも飼育されていますが、このハタタディという魚も掃除に夢中になりすぎるきらいがあります。自分よりも何十倍も大きなエイの体をつつきまくり弱らせてしまう事もあるそうです。あまりのつつきように、ホストが掃除後体が弱り、水族館のバックヤードで療養中ということもあります。

水槽を掃除してくれる魚おすすめは? 

オトシンクルス

クリッとした瞳がかわいらしい、苔とり魚として最も有名な魚です。茶苔を特によく食べます。

コリドラスアエネウス

見かけは地味ですが、上や真ん中あたりの魚の食べ残しを食べてくれます。値段も手ごろなので初心者にはおすすめです。

サイアミーズフライングフォックス

ツートンカラーとスーツと長いからだが美しい昔から黒苔を良く食べてくれるので有名な魚です。

ブラックモーリー

その名の通り、黒くてスマートな魚です。餌を少なくすると、水槽に発生した糸状藻や藍藻、水槽の油膜をとってくれます。

セルフィンプレコ

いかついボディーが特徴です。残餌や苔を食べてくれるので重宝します。

アロマロクロミロトーマシー

銀色のボディーに尾びれのスカイブルー赤い目に顔のあたりにイエローやセルリアンブルーの宝石がちりばめられたような美しい魚です。水槽内の巻貝を食べてくれます。

掃除魚と一緒に掃除を頑張りましょう!

魚の世界にも共生していくために、それぞれ合図を送りながら「掃除をする魚」と「掃除をお願いする魚」がいるなんて本当に不思議ですね。掃除魚の生態はまだまだ、不明な点も多く研究がされているそうです。とても不思議な掃除魚ですが、水槽の中で一生懸命口をパクパクさせて掃除をしている姿は癒されます。ただ他の魚と飼育するときには注

意が必要です!空腹すぎて他の魚もパックリ食べてしまったということにもなりかねません。購入の際は、その掃除魚の特徴をお店の人によく聴いてから買うことをおすすめします。夏場は、熱帯魚の水槽が涼しさを運んでくれますし、お部屋のインテリアとしても素敵ですね。しかも水槽のお掃除の手間も少ないなんて最高ですね!掃除嫌いな人は、ぜひ「掃除魚」を飼育してみるのも良いかもしれません。「魚も頑張ってるから私も頑張ろう!」と掃除の意欲がわいてくること間違いなしです。

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